サプリに使われている蜂の子は酵素分解によりペプチドレベルに低分子化され、吸収性や聴力改善効果も高くなり、アレルギー反応も起こしにくくなっています。今回は、低分子化による蜂の子の効果についてご説明します。

吸収性がアップ

普通、蜂の子を食べると胃で消化されて小さくなり、腸で吸収されますので、時間がかかります。サプリに使われている蜂の子は酵素で分解され、アミノ酸やアミノ酸が複数結合したペプチドレベルに小さくなっていますので、腸に早く届き、吸収されるのも早くなっています。消化器官にかかる負担が少なく、吸収性が高くなりますので、効果が現れるのも早くなることが期待されています。

聴力改善効果アップ

耳鳴りや難聴に効果のある薬はありませんが、蜂の子はそれらの症状に効果があるとされてきました。酵素分解で低分子化された蜂の子を12週間摂取しての聴力検査を行った報告があります。2000～4000Hzの音域での聴力の回復がみられ、被験者の主観でも耳鳴りや聴力の改善が確認されています。低分子化されたことによる精神安定効果、自律神経調整効果の高まりやトリプトファンの疲労伝達ホルモンコルチゾールの受容体抑制効果が高くなったことによるものと考えられています。

アレルギー反応を低減

蜂の子サプリも蜂製品であるため、アレルギー体質の方は摂取を避けるべきものです。症状が出たことはなくても、家族にアレルギー体質の方がある、蜂に刺されたことがあるという場合は、安全のために事前に病院を受診してアレルギー検査を行う必要があります。検査で問題がないことを確認した上で蜂の子サプリを利用します。低分子化された蜂の子は分子が小さく、抗体反応が起こるよりも早く吸収されるため、アレルギーの症状が現れにくくなっています。ほとんどのサプリは1日に複数の量を摂取するようになっていますので、安全性や体質への適否を確認しながら、少量から始めるといいでしょう。

低分子化された蜂の子サプリは手軽に摂れて、効果を早く実感できます。ただし、体質に合うかどうかを慎重に確認しながら、少量から始めることが大切です。